よんばば つれづれ

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ヒルデおばあちゃんの戦争体験『月は昇りぬ』を読む

金曜日、国際協力コスモス会に参加した。今日は「ヒルデおばあちゃん」のお話を読んだ。ヒルデおばあちゃんから壮絶な戦争体験を聞いたのは、このコスモス会を設立した方の娘さんで、ドイツでソプラノ歌手をなさっている。そしてヒルデおばあちゃんはその方の配偶者のおばあちゃんだ。・・・と言っても、私はまだ入会して3、4年の新しいメンバーなので設立者の方も存じ上げず、こうした人物相関も先輩方から聞いた。

 

ritsukoguenther.hatenablog.com

 

今日の外国籍の参加者は、インドネシアが2人、バングラデシュと韓国の人が1人ずつだった。まだ来日して日が浅くあまり日本語の分からない人もいるけれど、滞在期間が長く日常会話にはほとんど困らない人もいる。それでも、やはり書き言葉は普段耳にしている話し言葉では聞くことの無い言葉が多く難しい。その都度やさしい日本語に言い換えたり、英語のできる人が説明したりするので、時間もかかり聞いている人の頭も疲れ、ブログの1回分を読み進むのがやっとだった。

 

今日読んだのはこの部分

ritsukoguenther.hatenablog.com

 

ご主人の仕事で2年前にアメリカに転居したメンバーが、お子さんの夏休みを利用して帰国中とのことで、久しぶりに参加してくれたこともあり、後半は自己紹介を兼ねた雑談になった。日本人のメンバーがリクエストに応えて歌舞伎のセリフを演じると、バングラデシュの人が自作の国を思う歌をバングラ語(ベンガル語)で歌ってくれたり、インドネシアや韓国の歌も披露されて、国際色豊かな楽しい会になった。

 

一か月に一回くらいの割合でこの「ヒルデおばあちゃんの戦争体験記」を読んでいくと、かなり長くかかりそうだけれど、筆者のギュンターりつこさんがブログの自己紹介で「その壮絶な内容はまさにドイツの歴史そのもの」と書いているように、これを読むことで、ヒトラーを扱ったものとは違う、ドイツの庶民の体験した戦争というものが見えてくるだろうと思う。またりつこさんの文章もとても素晴らしいので、少しでも多くの方に知ってもらいたいとも思う。

 

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