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よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

トドの赤ちゃんあわれ

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”母逃げ放置の子死ぬ スマホで撮ろうと近寄る人におびえ 北海道・八雲町の海岸”

mainichi.jp

 

こういうニュースを目にしてしまうと、なんとも胸が痛い。トドのお母さんを怯えさせてしまった人たちも、いじめようと思った訳でも悪意があった訳でもないだろうけれど、この間の盲ろうの方の介助犬の話と同じく、知らないうちに動物の世界に重大な影響を与える結果になってしまった。

 

 

NHKで『水族館ガール』(題名は好きになれない)というドラマをやっている。水族館に興味があるので見たのだが、結構面白くて楽しみに見るようになった。水族館の裏側が見られるし、可愛いイルカは出てくるしで嬉しいのだけれど、どうか動物たちにストレスのないように撮影されていてほしいと思う。

 

以前、還暦の祝いに長男一家が旅行に一緒に行こうと言ってくれたことがあった。どこに行きたい?と聞かれて、私は「海遊館」と言った。ジンベイザメの海(カイ)くんに会いたかったからなのだが、その時、自分が結構水族館が好きなことに気が付いた。

 

その旅行は、結局土壇場になって、年取って来ていた猫たちが心配になって断ってしまったのだけれど。

yonnbaba.hatenablog.com

 

小動物好きの私は動物園も水族館も好きだったのだが、この頃はちょっと単純に「好き」とは言い難くなってきた。昔を思えば遥かに飼育環境は改善されたとは言え、やはり人工的な環境で飼われ、人間に見られるのは動物たちにとってストレスだろうと思うからだ。

 

しかし、そうした施設が動物の生態をより詳しく知ることに役立ち、急速に減りつつある種の保存に努力しているという面もある。全くなくす訳にもいかないのだから、せめて安易な金儲けのために利用されないように注意して、見る側の理解も深める努力をしなければならない。

 

動物園や水族館などのすでに人工的な環境にいる動物にさえ配慮が必要なのだから、人間の生活圏に迷い込んでしまった野生動物には、いっそうの気遣いをしなければならない。今回のこの出来事は不幸な結果になってしまったが、この経験を今後に生かしていきたいものだと思う。

 

それにしても、なんでもかでも、やたらとスマホで写真を撮る時代であることよ!

 

こういう新しく生れた道具やそれにまつわる習慣については、一定のマナーや不文律を決め、それを周知徹底していく必要がある。今は電車内で携帯電話でしゃべっている人はまず見ない。ラインやメールなどの無音のコミュニケーションスタイルが主流になったことが大きいのだろうが、車内アナウンスの徹底で一応周知もされたように思う。

 

一時期、愚かな写真をネット上にアップして炎上する騒ぎが続いたが、いつでもだれでも写真や動画が撮れる時代になって、それに対応するマナーの徹底が求められている。とりわけ、弱いものに影響の出ることはなおざりにしておけない。

 

 

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