よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

懐かしの「プランタン化粧品」

「プランタン化粧品」を知っているのは、おそらく60歳以上の人たちだろう。テレビが茶の間に入って来て何年かしたころ、毎週日曜日の8時からNHKで放送していたドラマの主な舞台となった会社の名前だ。

 

ドラマなのに途中で歌も入ったりして、当時としては圧倒的に斬新だった。俳優陣も信じられないほど豪華な顔ぶれで、人気者の歌手も出演(その頃は歌手は歌番組だけで決してドラマに出たりはしなかった)し、小学校の高学年くらいだった私は毎週楽しみに見ていた。♪ワーオ、ワーオ、若い風が 街を渡ってゆーく♪と始まる主題歌は、いまでも歌えるほど。

 

4月の終わりから始まったNHKの『トットてれび』。黒柳徹子さんのエッセイをドラマ化したものだそうだが、今日の放送分がこの「若い季節」にまつわる話だった。小学校低学年くらいで我が家にテレビがやって来て、不思議な箱に魅せられて夢中になって見たその頃の番組には、どれも強い愛着を感じるが、なかでもこの『若い季節』は思春期の入り口に向かう年頃だった私には、「明るいナショナル」の提供だった『青年の樹』とともに、キラキラした青春を予感させた(実際の青春は全然キラキラしなかったけど)番組として、強く印象に残っている。

 

このドラマで黒柳さんを演じているのが満島ひかりさんなのだけれど、ときどき動きがまるで黒柳さんになっていて、研究のほどがうかがえる。今日の話の中で、生放送のため、セリフを忘れた三木のり平さんが時間を取ってしまった分を、黒柳さんが長ゼリフを早口で言って「シャクを合わせる」という場面があったが、早くても滑舌抜群の独特のしゃべり方も見事だった。

 

 

20年ほど前『テレビ探偵団』という番組があって、昔の番組の(今となってはこの番組自体が昔の番組だけれど)ビデオを懐かしく見ていたが、こうした初期の頃の作品は生放送でほとんど記録が残っていないため、こういった番組でも見られることは少なかった。

 

今回、ドラマとしてこの時期のテレビ界や番組を再現して見せるこの企画は、着眼点がとても良かったと思う。近頃歯がゆい思いをさせられることの多いNHKにしては、クリーンヒットだ。

 

森繁久彌さん、向田邦子さん、沢村貞子さん、笠置シズ子さん、渥美清さん、坂本九さん、三木のり平さん、ハナ肇さん、植木等さん、谷啓さん・・・。鬼籍に入ってしまわれた方のなんと多いこと。それもそうだ。小学生だった私が還暦を過ぎてしまったのだもの・・・。

 

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