昨年9月に四谷千枚田や設楽のダムサイト見学に行ったとき、田峯観音の文化の深さや高さに驚かされた。
その時「ぜひ田楽が行われるときに見に行きたい」という声が多く出て、前回の企画立案者がまたツアーをセッティングしてくれた。穏やかな天候にも恵まれて(今日は鬼祭の本祭りだけれど、昨日書いたジンクスを破って暖かくなった!)、途中の道の駅など楽しみながら古式ゆかしい田楽おどりを見学して来た。
私の写真はピンボケだったので、写真は「したらんトレイル」さんのホームページ
【設楽町】 田峯田楽・奉納歌舞伎|祭りを楽しむ|したらん♪トレイル からお借りしました。
こちらは外の舞台前に設置された木材と竹でできた屋根。微妙なカーブを描いていて、結び目は全て縄。自然素材のみで、昔ながらの工法で組み立てているものと思われる。こうした技術もちゃんと受け継いでいく若い人たちはいるのだろうか。
いまや動画もアップされていたりしてインターネットでもかなりの様子は分かるけれど、実際に現地に行ってみると、やはりこうした伝統行事を続けていくことがどれほどの労力(&資金力も)のいることかが非常によく分かる。山奥のこんな小さな集落で今まで続いてきたことが奇跡のように思われる。関係者の方々のご苦労はさぞかしと思う。でも、果たしてこれからのちも維持されていくだろうか・・・。
大きくて見事な提灯がいっぱい下がっている。こうした提灯を作る人もきっと少なくなっているのではないだろうか。寂しいけれど、みんないずれ消えてしまうのか?
今日のツアーも、美味しいものを食べて、地域に根差す伝統や文化に触れて、山ならではのお土産も買い込んで、充実の内容だった。企画者にも運転手にも感謝。
そして、ドリームお留守番ありがとう(玄関ドアを開けた時の、いかにも安心したような甘えた声がグッと来てしまった。以前と違ってひとり、いや、いっぴきぽっちの留守番だからネ)。