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よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

ああっ、小泉孝太郎警視殿!

テレビ ことば

小泉孝太郎さんが、この間までの『下町ロケット』の腹黒ぶりとは正反対の人物で連続ドラマの主人公を演じている。警視庁のキャリアなのだろうけれど、なぜか窓際部署に配属されて、推理力は抜群なれど全く空気を読まず、苦虫を噛み潰したような周囲の人たちの中でひとり底抜けに明るくニッコニコしている・・・。

 

腹黒キャラも意外に健闘していたけれど、この人にはやっぱりこういう性格の良さそうなノホホンとした人物がとても良く合う。コメディのテンポもうまくつかんでいて、相棒役の松下由樹さんも久々に楽しいコメディエンヌぶりで、息もぴったりという感じ。週末の夜(と言っても私は毎日が日曜日だが)、気楽に見るのにはうってつけだ。シリーズ化されそうな予感がする。

 

ところで、空気を読まないお気楽警視ではあれど頭の回転はいいはずのこの主人公が、今日の話の中で、娘を誘拐された大企業の社長相手に捜査上の質問をして「・・・の犬をお見かけしませんでしたか?」と言ったのだ。私がこの社長ならこんなトンマな捜査員では応える気力も失せそうだ。

 

「犬をお見かけする」では犬に敬意を表していることになり、訊いている対象の社長より犬を敬っていることになる。これでは多少変人でもプロファイリング力や推理力抜群の優秀な人物ではなくただ無駄に明るいアホな人になってしまう。残念。

 

 

この間は京都の料理屋が舞台のドラマで、懐かしいショーケンを何十年ぶりかで見た。なかなか趣のある落ち着いた良いドラマなのだけれど、京ことばがこなれていないのはネイティブではない俳優さんゆえ我慢するとしても、料理の依頼主に「予約の件はこいし(娘の名)に伺いました」は情けない。これでは自分の娘に敬意を表してしまう。

 

このドラマ、第一回目の冒頭、この店で何人かの客が食事をしているシーンで、岩下志麻さん演じる作法教室の先生が、手皿で食べていた。「作法教室の先生」という設定でなければまだしも・・・なんとも残念。

 

ついでに食べ方つながりで言えば、深田恭子さんは顔も美しいけれど、食べるシーンもとても美しい女優さんだと思う。以前にも「ラーメンを食べる姿も美しい」と書いた覚えがあるけれど、今放送されているドラマも「お肉大好き」な三十路の女性という設定のせいかよく肉をパクつくシーンがあるが、彼女の食べ方はなんともきれいで気持ちよく、食べながら話すシーンも気にならない。

 

とっても整った美人だけれど、この人は三枚目路線の天然キャラがよく似合う。ラーメンを食べていたドラマもコメディだった。今回もどうということもない(というか、むしろツッコミどころ満載の)軽い作品だけれど、同性の私が見ていても全く嫌味を感じず、彼女を見ているだけでなんだかホンワリした気分になる。他の人が演じたらイライラさせられるかもしれないヒロインなのに、深キョンだと応援したくなってしまう。不思議な女優さんだ。

 

 

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ここにも天然キャラ・・・