よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

今は冬枯れだけど

昨日は母の月命日だったのだけれどお芝居を観に行ってしまったので、今日お墓に出かけた。娯楽を優先させてしまってごめんね、お母さん。

四季折々の美しさを見せる霊園も隣の公園も、今はまだ静かに冬枯れの中に眠っている。木々たちの内部では、おそらくすでに忙しく春の準備が始まっているのだろうけれど。来月はもう隣接する梅園で梅まつりの最中になる。

家を出るときは晴れていたのに、電車を降りて歩き出すとほんの少し雨粒が落ちて来た。土曜日に出かけた時もこんな空模様だったし、きっとにわか雨だろうと思ったが、墓参りを終える頃にはちょっと傘が欲しいなと思うくらいになった。スマートフォンで天気予報を見ると時間が下るほどに降水確率がわずかになる。水桶をしまっておく小屋でしばし雨宿り。思った通りすぐに雨は上がった。やれやれ。


帰り道、冬の柳生川には鴨たちの姿しか見えない。カメは冬眠中ね・・・と考えたら、冬眠からクマを連想した。このところ秋になると、山のえさ不足で人間の生活圏に出没するクマのニュースが多い。十分食べられなくて冬眠に入ることもできないクマもいると、何かで読んだ記憶もある。北海道で撮影された哀れなほど痩せこけたクマの写真も見た。この冬、あちこちの山のクマたちはちゃんと穏やかに冬眠できているのだろうか。

この間青森の友人と電話で話した時、友人の住んでいるあたりでも今まで見かけなかったハクビシンだかをよく見かけるようになったと言っていた。青森でも農業は後継者不足、山の手入も手が回らなくなっているので、そうした影響もあるのかも知れないと言っていた。日本の美しい自然は、人間が適度に手を入れているからこその部分が大きいので、これからどうなっていくのか・・・などすっかり長話をしたことも思い出す。


墓参りのおかげで、冬らしい景色の中を、のんびりととりとめない考え事にふけりながら歩く時間が持てた。せっかちな性格でもあり、健康のためも考えて早足で歩くことが多いのだけれど、ときにはしみじみとゆっくり歩くのも良いものだ。