よんばば つれづれ

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国際協力コスモス会で百人一首を紹介

去年、コスモス会の27年度の年間計画を立てた時に、お正月前のこの時期に百人一首を紹介してはどうでしょうと提案したものだから、担当者ということになってしまった。まだまだずうっと先のことだからと思っていたが、いつの間にかその当日がやって来てしまった。

 

我が家では父がすこぶるの付く百人一首好きだったため、お正月には必ず家族全員でかるたに興じた。だから末っ子の私は、物心つくと見よう見まねで札を拾っていた。5歳か6歳くらいの時には、遊びに来ていた、高校生の姉のボーイフレンドよりたくさん取ることができて感心され、幼心に得意だったことは今も忘れない。

 

たぶん私の日本語好きのルーツもこのあたりにあるのだろう。だからと言って百人一首について特に詳しいわけでも何でもなく、ただただ「好き」というだけなのだけれど。したがって今日のコスモス会でも特段珍しいうんちくをたれた訳でも、深い解説ができた訳でもない。あまり詳しく説明しても、うまく英語にできる訳でもなく、かえって混乱させるだけではないかという思いもあった。

 

雅楽の演奏が入った百人一首のCDを持っているので、プレイヤーを持って行ってさわりを聞いてもらった。日本的な雅の世界をちょっぴりでも味わってもらいたかったのだけれど、伝わっただろうか。そしてそのCDを聞きながら、みんなで少しカルタ取りをした。

 

そのあといろはがるたに移って、「いろは・・・」や「ことわざ」の話をして、簡単な説明を付けながらカルタ取りをして遊んだ。今日はあいにく外国の方はマレーシアの人が2人と韓国の人が1人ととても少なかったが、みんな平仮名はよく分かっていて上手に拾っていた。お子さんのいる方はカルタを買って、お子さんと遊んでみたくなったようだ。凧揚げは凧の形に違いはあっても、どちらの国にもそうしたものはあるようだけれど、かるたはどうも日本独特の遊びのようで、やはり「うたがるた(百人一首)」という伝統があったからこそ、その先に各種の新しいカルタが育ったのかも知れない。

 

今日は外国の方と一緒に日本の伝統的なお正月の遊びについて話し、とても懐かしい気持ちになった。と同時に、このような豊かな古来の遊びが近年急速にすたれ、人々に忘れられていくことが残念にも思え、寂しさを感じた。

 

夕方のスタンディングは金曜スペシャルだけれど、寒くなったことも影響してか参加は20人ほど。初めてスタンディングの中でハンドベルを演奏してみた。練習したメンバーが3人しかいなかったので、急遽男性に一人入ってもらったのだが、初めてなのになかなかの腕前で、全体としてちゃんと曲にはなっていた、と思う。演奏に夢中で恥ずかしいも何もなかった。これで、道行く人に騒音でなく少しでも楽しんでいただけていたら言うことなしなのだけれど・・・。

 

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 yahoo画像より