よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

弘前城を移動させる

我が心のふるさと弘前の、しかも岩木山と並ぶシンボルでもある弘前城の話題とあっては見逃せない。録画しておいたNHKプロフェッショナル仕事の流儀『世紀の大工事、”城”を曳く~曳家職人・石川憲太郎~』を見た。

 

築200年の弘前城(もともとは1610年からの築城だが天守閣は雷で焼け、現在の天守は1810年に辰巳櫓を改築したもの)は石垣が崩れる危険があり、天守を移動させて石垣を組みなおす必要が生じたのだそうだ。

 

そこでこのプロフェッショナルの登場となる。

 

高さ14.4メートル、総重量400トンの弘前城を3か月かけて70メートル移動させるという。土台の木も塗り壁も相当傷みが来ている。ちょっとでも無理が掛かればもろく崩れかねない。しかも国指定の重要文化財でもある。

 

ジャッキを当てるにも細心の注意が必要で、十数個のジャッキを次は慎重に慎重に、数ミリ単位で上げていく。無事に移動できたのだと結果を知っていても、見ていてドキドキした。実際にあの場所で作業に当たった人たちは、どんな気持ちだったろう。自分たちの技術に絶対の自信があったのだろうか。でもプロフェッショナルの石川氏は「恐れを知ること」を大切な言葉として挙げていた。自分の腕に対する自負とともに、やはり祈る気持ちで作業していたことだろう。

 

またしても、男前で魅力的な仕事を発見した。まだまだ世の中には、私の知らない素晴らしい仕事がたくさんあることだろう。

 

 

「曳家」。この素敵な仕事もロボットやAIが難なくするようになってしまうのだろうか?失敗もドキドキハラハラも無くなるかも知れないが、そうなったらこの仕事の華も色気も無くなってしまう気がする。

 

 

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記念撮影の定番スポット。

我が家のアルバムにもここで撮影した写真が何枚もある。

 

 

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プロフェッショナルの仕事で天守閣が消えた!(写真は弘前公園のHPより)