いよいよ週に3つの出前授業のスタート。初日にして最大の難関。初めての訪問校であり、しかも児童数が4クラス142人と過去最多なのだ。ワークショップはできれば10人くらいまでで収めたいので、なんとか手当てしてスタッフ14人を確保した。
さすがに会場も体育館だ。私たちスタッフ用の椅子が体育館の前方に14脚並べられていて、そこにメンバーたちが座っているのを眺めたら、さすがに壮観だった。
プロジェクターで投影するスクリーンも、ステージいっぱいの、映画会のように巨大なものが用意されて、迫力に少したじろぐほど。
この学校の所在地周辺の戦争当時の様子を話してほしいというご希望があったため、戦争体験語り部の方もその地域の方の中から探し、今回ユネスコの出前授業では初めて話していただく方だったため、私たちにとっては未知数だった。
終わってみると、語り部の方の話に少々反省点はあったけれども、人数が多くグループ形式への移動などに時間がかかった割には、タイムテーブルから大きくずれることなく進めることができた点は良かった。
そして何より子供たちがしっかりしていて、少々聞き取りにくかったり分かりにくかったと思うお話だったのに、グループリーダーの発表はどれもこれも見事な内容で、そのあと司会進行で話す私の声は感動で少々うわずってしまった。いつもながら出前授業では、子供たちに教えられ、感心させられる。大人はしっかりしなくちゃ!
始めの挨拶
豊橋空襲のDVD上映
戦争体験者のお話(学校周辺の戦争時の状況)
戦争体験者のお話(小学2年生で空襲の火事の中家族と逃げた体験)
戦争体験者のお話(戦中戦後の子供の暮らし)
ワークショップ
各グループのまとめ発表
終わりの挨拶
これを休憩をはさんで、2時限分95分で行いました。
今日はこの他に、朝8時前に家を出てファミリーサポート援助対象者のお宅に伺い、5時起きして「〇〇さんと行く!」と私との登園を楽しみにしてくれていたという3歳のSくんとお手て繋いで保育園へ。夕方は5時に家を出て我が家から徒歩25分ほどの保育園に行き、Sくんと再びお手て繋いで、幼児の足でも10分くらいのところを倍以上かけておうちまで送った。いつもはお父さんが車で送迎しているので、歩いて行き帰りということがとても嬉しかったらしい。時間があればもっと寄り道させてあげられたけれど、秋の夕暮れはつるべ落とし、どんどん暗くなるので少し急がせてしまった。
お母さんにとっても感謝されたけれど、こちらこそ久しぶりにぷっくりオテテを握っての、道々キョロキョロの楽しいお散歩を味わった。
さて、明日も出前授業が続く・・・。
これは今日の大規模校ではなく、以前の出前授業風景です。