よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

たまにはお題に応えてみよう

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

 

このところ政治に頭が占められて視野が狭くなっている。それでなくともあまり変化のない生活をしているのに、さらにブログのテーマも偏りつつあるように感じているので、たまには目先を変えてお題で書いてみる。と言っても結局「本」の話だから渡りに船とのっかるのだけれど。

 

 

私にとって「人生に影響を与えた1冊」をあげるなら、迷わず『星の王子さま』を選ぶ。高校生の時に読み、揺るぎない人生の書となった。

 

はかないものは美しい

かんじんなことは目には見えない

砂漠が美しいのはどこかに井戸をかくしているから

 

などのことばが十代の私の心に沁みこみ、王子さまとバラやキツネとのエピソードは私の魂を震わせた。

 

おそらくこの本に出合う前に、『星の王子さま』に呼応する私の感性はできていたのだろうけれど、この本に出合うことによってきちんと自覚、確立されたように思う。

 

冒頭の「ゾウを飲んだウワバミ」とか「箱の中のヒツジ」の絵などのエピソードも、大人と子供の間に存在する溝をあまりに見事に描き出していて驚いた。そして、私はちゃんとウワバミやヒツジが見える大人になりたいと願った。

 

 

ウワバミやヒツジを見る目が曇っていないかちょっと自分では分からないけれども、お金や地位や権力になびかない価値観は持てたように思う。自分の人生がたまたまそうしたものに縁がなかったための負け惜しみでなく、「生まれ変わったらしてみたい仕事」なんてものを考える時にも、我ながらおかしくなるほどお金と縁のないようなものばかりに興味があるのだ。並べ立てるとまるで幼稚園児の「大きくなったらなりたいもの」のようになる(いや、現代は幼稚園児といえども”お金持ち!”くらい言うのかな?)のでナイショにしておくけれど・・・。

 

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