よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

月額制洋服レンタル、あなたは使いたい?

 

ヤフーニュースによると、最近月額制の洋服レンタルサービスがアツいのだそうだ。

 

昨年スタートした「airCloset(エアークローゼット)」というサービスは、月額6800円(税別)で、テレビや雑誌などで活躍するプロのスタイリストが選んでくれたセンスのいい服が毎月届くという。気に入らなければ何度でも交換できるし、反対に希望すれば好みにあったものを購入して自分のものにすることも可能なのだそうだ。

 

自分でお店を見て回って探す手間も省けるし、コーディネートを考える面倒からも解放される、クリーニングやアイロンかけといったメンテナンスも不要。また自分で選ぶとワンパターンになりがちなファッションも、他の人が選ぶことで新しい自分の発見もできると評判を呼び、後続のサービスも生まれ利用者は広がりを見せているという。

 

今までもフォーマルドレスや振り袖、留袖などのレンタルはあった。一生に何回着るか分からないものに、わざわざたくさんのお金をかけるのはもったいない。保管も面倒だから合理的だし、そもそもフォーマルは決まり事もあって自由度は案外低い。

 

だからこうしたサービスも、補助的に活用する程度ならいいかも知れない。でも、毎日着る服が、レンタルの方が中心になったらちょっと残念だ。みんなが利用して、みんなそこそこ洒落たコーディネートになってしまったらつまらない。

 

まあ、今だって流行となると、猫も杓子も同じような髪形同じようなメイク同じような服装だったりするけれど。でも、基本的に自分で選んで着ていると思うから、その人はそういう服装を好む人なのだ、ということが分かる。

 

今から30年くらい前だろうか。山城新伍さんが民放のお昼の番組の司会をしていた。毎日テレビに映るのだけれど、彼は衣装は自前という主義だった。その頃ぼつぼつスタイリストが衣装を準備するという方法が生まれ始めていたのだが、彼は服装も自分の表現だから、お仕着せなど着れるかと言っていた。

 

長寿番組の『徹子の部屋』の黒柳徹子さんも、いつも自前の衣装派だった(現在はどうか知らない)。かなり前のことだけれど、自分で、素敵な柄の風呂敷を二枚合わせてブラウスを作って着たこともあったと雑誌のインタビュー記事か何かで読んだことがある。そして今は違うだろうが、もうかなり売れっ子だった頃でも、衣装は毎日変えるけれど靴は一足きりだったとも言っていた。個性的な彼女らしい面白いエピソ-ドで忘れられない。

 

近頃はすっかりスタイリスト利用が全盛で、テレビ画面でタレントやアナウンサーを見る楽しみも少なくなった。プロが整えるからみんなそこそこ格好いいけれど、みんな同じようになってしまった気がする。

 

昔から芸能界ではやったことが時間差で一般人の世界にも入って来る。うんと昔、髪を染めるなんて芸能人か特別な仕事の女性くらいだった。整形手術やエステティックは、ひと昔前までは芸能人だけができる特別なことだった。今は普通の女の子でも整形も身近になったようだし、エステやネイルのサロンも日常の生活圏内なのだろう。

 

やがてこの洋服レンタルも、芸能界のように日常的な当たり前のことになってしまうのだろうか。

 

でも、私は自分で考えたい。お仕着せは好きではない。学校の制服も嫌だった。セーラー服もブレザーも好きだけれど、みんな一緒を強制されるのは嫌い。職場も制服より自分でその仕事に合った服装を選びたい。職種によってはどうしても制服の必要なものもあるけれど、それ以外はなるべく自由なほうがいい。

 

さて、あなたはこんなサービスが普及したら利用したいですか?

 

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ベレー帽とフェルトのフレアースカートでおめかし。シンデレラの馬車とお城がアプリケされてました。父もお洒落が好きな人でしたが、ベレー帽が実は薄くなった髪を隠すという実用のためなのは内緒!