よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

フレンチのディナーで豊かな時間

天気が悪そうだったのでギリギリまで延期の可能性もあったけれど、今日の朝の空模様を見て、姉から思い切って行くと連絡が入った。足を悪くしてから、天候にも臆病になっているし、年を取ると無理は禁物だから私も「ドタキャンОKだから」と常々言っている(姉と私は約ひと回り年が離れている)。

だいたいいつも彼岸の頃から「行きたいとは思っているんだけど・・・」と始まって、半月、一か月とずれ込む。今年は週末ごとに雨や台風ということが多かったこともあって、だいぶ遅くなってしまい、これを逃すと今度は寒くなってしまうからと、やっと決心がついたらしい。

いつものように父と兄(姉にとっては下の弟)の墓に行って、タクシーには待ってもらってそのまま母の所に行く。母はしょっちゅう行く私でさえすでに認識できないのだから、姉が顔を見せたからと言って格別な反応が得られる訳でもなく、はるばる来ても張り合いがないことおびただしいと思うが、姉にすればやはり時々は会いに来ないと自分が納得できないのだろう。

しばらく母のそばでおしゃべりしていたが、母は話に加われるでもなく、気持ち良さそうな寝息さえ立て始めたので、私の家に移動しておしゃべりすることにした。

今回は中学時代の友人とも会う約束があったようなので、たまにはうちに泊まってゆっくりしていけばと勧めていたのだけれど、やはり泊まるとなると少々気重なようで、遅くなっても今日帰ると言う。お昼はその友人としたので、今回私は夕食をご馳走することにした。

我が家の周りには徒歩圏内に結構良い飲食店がある。今回私は和食とフレンチの2つのコースを考えていて、姉の希望を聞くと友人とのお昼が寿司だったとのことでフレンチを選んだ。実は私もそちらがイチオシだった。

予約した時間にレストランに出かけた。お店のたたずまいを一目見て姉は気に入った様子。古民家を改築した店内はさらに好印象のよう。メニューの説明をしてくれたり、料理の給仕をしてくれたりするギャルソンの感じもすごくいいといたく感激している(姉が馴れ馴れしくいろいろ話すので自然にあちらも口数が多くなるのだが)。こんなに素敵なお店が歩いて来られるところにあるなんて、と羨ましがることしきりである。

お料理もどれもこれも食べるのが惜しい(でも食べるのだけれど)ほど美しく、そして美味しく、スイーツのおまけまでしていただき大満足の大満腹。美しい料理の写真もなく、食べ物のリポートが苦手なよんばばはグルメ番組のタレントに文句を言うくせに、「美味しい」以外なんらコメントもできないことを、お読みくださる方々に心よりお詫び申し上げねばならない(ギャランティを貰っていないとは言え、我が食に関するボキャブラリの少なさはお恥ずかしい限り)。

帰りの道中は長いから、駅で手洗いに行くくらいならここを使った方が良いと進めると、姉はトイレからも感激して戻ってきた。


今夜は客が少なく店側に余裕があるので余計にサービスが良かったのかも知れない。昼はガーデンウエディングがあったそうだが、今夜だけを見ればどう考えても赤字だろう。行き届いたサービス、美味しい料理、静かで落ち着いた雰囲気の中たっぷり2時間余、姉と充実した会話を楽しんだ。


都心のお洒落なお店にも行っている姉にこんなに喜んでもらい、案内した私としてもとても嬉しかった。


アモンダンのスタッフの皆さん、プロフェッショナルなサービスをありがとう!