よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

インターネットの向こう側

去年末でついに更新が終了してしまったけれど、サトウサンペイさんのサイトがある。かつて朝日新聞を長く購読していたので、サンペイさんの楽しくてちょっと色気があって、そしてとても鋭い四コマ漫画を毎日楽しみに読んでいた。懐かしい旧作の掲載を中心にしたそのサイトを、サンペイさんのご健康を祈りながら更新を楽しみに読んでいた。

そのサンペイさんのサイト関連で、ある方のブログを読むようになった。ご主人の介護の日々を送りながら、ほぼ毎日更新を続けていらっしゃる。気まぐれな私と違って、更新のタイミングもほぼ一定。規則正しい生活ぶりが推察される。

そのほぼ毎日更新する方がごくまれに一日お休みすると、「アラ、どうなさったのかしら。何か大変なことでも・・・?」と案じてしまう自分がいる。何の関係もない、ただ偶然ネット上で出合い、綴られた文章を読ませていただくだけの相手なのに。新しい文章が投稿され、何事もなく過ごされている様子にホッとする。

ネットは仮想の空間かも知れない。性別や年齢、キャラクターも装って、ブログを運営したりメールのやり取りをしたりする人もいるだろう。でもその一方で、確かな繋がりを紡いで、自分の育てた野菜や品物を送り合ったりする方たちもいる。物理的に近くに住んでいれば、会って一緒にお茶を楽しんだりする方たちもいる。

私はまだネットの外までのお付き合いの経験はないが、自分のコメントに返される言葉で、まるで気付けなかった事情にはっと目を開かれる思いをすることがある。さまざまな人生を歩んできた人々の、さまざまな日常、考え方・・・。パソコンに向かう時間が長くなるばかりで、のめりこみ過ぎないようにとは思うが、インターネットとはつくづく興味深いツールであると思わずにはいられない。