よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

何歳から大人なのか、大人とは何か?

国民投票改正案が可決されたそうだ。それで4年後から国民投票は18歳から投票できるようになると言う。そうすると選挙権も成人年齢もそれに合わせて18歳に引き下げられる可能性が高いのだそうだ。

世界的に見ると選挙権や成人年齢が20歳という国は非常に少数派らしい。政治家は都合のいい時、外国はみんな・・・と言う。子どもが親に何かねだるとき「みんな持ってるよ」とか「みんなそうだよ」と言うのと似ている。だからなに?ウチはウチよと、よく私はそう応じた。


何歳から大人なのか、大人とはどういうことかは難しい。私自身18歳のころを振り返ってみて、大人だったと言える自信はない。社会のことについて自分なりの考えも持ってはいなかった。私は子供を産んで初めて、真剣に世の中のことを考えるようになった。選挙は棄権したことはないのでもちろん子供が生まれる前から行ってはいたが、あまり真剣に考えてはいなかった。

そんな自分の経験から考えると、権利を与えたからといって自覚が育つとは思えない。文明が進むほど人類の精神的な成熟は遅くなるように思うし、寿命が延びたのはたんに「人生50年」と言われたころに比べ、二倍に薄められただけ(昔の1年分の成長を2年かかってする)のような気もする。



なんだか安定多数をいいことに、一部の人の思い描く理想に向かってドンドン大切なことが決まっていってしまっている気がする。何が良いのかは、算数の問題を解くように簡単でもなければ答えも一つではなかったりすると思うけれど、少なくともしっかり多くの意見を聞き、議論を戦わせてほしい。あとになって「あのとき私たちは歴史の変わり目にいたんだね。あのときあっちを選んでいたら・・・」などと後悔することが決してないようにしたい。



追記:今日通ったのは憲法審査会で、本会議では明日可決される見込み(衆院)でした。