よんばば つれづれ

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オマケ商法が苦手です

以前ある通販会社の青汁を飲んでいた。商品自体に不満はなかったのだけれど、月一回届く荷物に必ず健康関係の小冊子やら自社のほかの商品のパンフレットやら、時には頼みもしない粗品が入って来たりした。

私は車を使っていないし通販が便利なのでよく利用するが、できれば送られてくるものは段ボール箱を除けば注文した商品と納品書だけであってほしい。ところがほかの商品の案内チラシや保険やらダイエットやら大変な量のパンフレット類が同梱されてくるケースが多い。

煩わしいけれど紙類ならまとめて資源回収に出せば済むのでまだいいが、粗品となるともっと厄介だ。ごみ箱に直行は少々気が引けるし、かといって取っておいてもあまり役に立ったためしがない。ここ何年かはそうしたものをひとまとめにしておいて、地域の一品寄付の時に出すようにしている。でもできれば狭い家の中に不要なものを抱え込みたくない。

勤めていたときは経理だったこともあって、出入りの金融機関の人に頼まれると「まあ、物を買うわけではないし貯金ならいいか」と積立など付き合ってあげていた。するとこれにまた必ず粗品がつく。いらないからと言っても、「いえ無理に頼んだのにこれくらいしかできないので・・・」と言われたりしてしぶしぶ受け取り、使いたくない洗剤やらラップフィルム(だいたいご丁寧に名前入り)がたまったりした。いらない粗品をくれるより、少しでも金利を上げてくれるほうがたとえちりに等しい程度の利息でもそのほうがましだ。

少し話がそれてしまったが、その青汁の会社から購入を再開させたいらしく時々DМが届く。その都度処分していたけれどそれも煩わしいので、前回「今後は不要です」と表示して返送した。それなのにまた昨日送られてきた。今注文すると、ちまたで人気のなんとかみつをさんの扇子がもらえるらしい(透明の封筒なので見えた)。あちらにすれば「こんなお得な情報を知らせてあげれば喜ぶだろう、また買う気にもなるだろう」とほんとに善意で、前回の受け取り拒否を承知の上で送ってくれたのかもしれないが、私にすれば「御社はそういう会社だからこそやめたんです!」と言いたい気持ちだ。

ものの不足していた時代にはおまけがありがたがられたのかもしれないが、もう今は違う。気に入らないタダの物より、少々高くても気に入ったものを使いたい時代なのだ。職場の文房具さえ味気ないお仕着せはいやで、自分で買ったものを使う人もいる。売る側もいいかげん時代錯誤のオマケ商法を卒業してほしい。