よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

ウグイスの鳴き声が!

夕方いつもの畑の中の道でウオーキングをしていると、少し離れた木立のほうからホーホケキョと聞こえてきた。十数年前にも同じようなコースでウオーキングをしていたことがあるのだが、その頃はもっと雑木林があちこちに残っていて、春にはウグイスの声がいっぱい聞こえてきたことを思い出した。

去年仕事を辞めてまたウオーキングを始め、久しぶりに以前のコースを歩くようになって草っ原や雑木林がとても少なくなったことを知った。月ぎめの駐車場になったり、きちんと畑として整備されたりしたところが多い。住宅やマンションが建ったわけでないのは救いだし、前よりスッキリきれいにはなった。でも、林が減ってしまったのは残念だし、たぶん私の住む団地に飛来する鳥が増え敷地内がフンで汚されるようになったのはこの影響だろう。近隣の道路の歩道も以前よりとても鳥に汚されるようになった。

自然がたっぷりある所では気にならないのに、町の中では鳥も途端に害をなすもののように感じられてしまう。バードウオッチングなどと、姿を愛でたり鳴き声を楽しんだりするいっぽうで、街中に集まる鳩やスズメは厄介者だ。私の住む団地では駐車場に植えられていたヤマモモの木を全部切ってしまった。駐車するとき邪魔になるのと、鳥が来て下にある車を汚すから。コンクリートアスファルトばかりのなか貴重な緑だし、夏には木の間を渡る風を涼しくしてくれていたのだけれど。

便利な暮らしと自然豊かで情緒のある生活を両立させるのは難しい。先日「庭師さんが入っていっぱい切ったからもらって」と知人から桃の枝をもらい、リビングのテーブルに飾っていた。花はもう終わってしまって昨日片付けたのだけれど、先ほどそのテーブルをふと見ると1.5センチほどの細長い黒いものが・・・。桃の花についていた青虫(黒いけど)らしい。どこに隠れていたのやら。

庭で咲いた花を飾るときかなり気を付けても、室内にアブラムシを持ち込んでしまったりする。花屋さんで買った花には絶対と言っていいくらい虫はついていない。客に苦情を言われてしまうからだろうが、そのためにどれくらい薬剤が使われているのかと考えると恐ろしい気がする(口に入れる野菜はなおのこと)。

SF映画で見たような、スッキリしてどこもかしこもツルツルでピカピカな感じの街。雑草を刈ったり抜いたりする心配も、害虫を駆除する必要もなさそうだ。便利で楽だろう。私たちはそういう暮らしを求めていくのだろうか。そういう清潔で便利な生活を求める人もいるだろうけれど、適当に雑然としたところも残してほしい気がする。自然はいっぱいだけど思いっきり不便な田舎で暮らすか、ピカピカな都会か二者択一みたいになるのはちょっと困る、などと言ったらぜいたくなのだろうか。