よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

そんなに似てます?

夕方ウオーキングをしていると、前方から歩いていらした80歳前後と思われるお洒落で上品なご婦人に「〇〇さん?」と親の姓で呼びかけられた。「はい」と立ち止ると、「××です、洋服屋の・・・」とおっしゃるが心当たりがない。不審げな私の顔を見てその方は「お父さんが生きていらした頃お世話になりました。お母さんもよくブラウスなど作りに来てくださいました」とのこと。

「どうしてお分かりになったんですか?」とお聞きすると、「そっくりだから」と言われた。え、え、え〜〜???恐るべし遺伝子!たとえこのあたりに〇〇の娘が住んでいるという情報があったとしても、一度も会ったこともないのに、通りがかりの見知らぬ人にこの人がそうに違いないと確信して声をかけられるほど似ているのだろうか。

そういえば何十年も昔まだ私が神奈川に住んでいた頃、私のところを訪ねるために最寄り駅に降り立った姉が「〇〇さんのお姉さまでしょ」と私のご近所さんの方に声をかけられてびっくりしたということもあった。日頃私が小田急のひと駅隣のところに姉が住んでいることは話していたが、それにしても乗降客の多いなか、迷わず話しかけられるほど似ているなんてと、訪ねてきた姉と話したものだ。小さな頃から私は丸顔で父親似、姉はうりざね顔で母親似と言われたし、きつめの顔立ちの私と対照的に姉は優しい顔立ちと、個性も結構違っていたのだ。

通りすがりに声をかけてくださったご婦人とはしばらく立ち話をし、「お母さまによろしく」と言われて別れた。母の記憶がまだしっかりしていれば、この方の話をすれば懐かしがったのかもしれないが、いまとなっては話したところで暖簾に腕押しだろう。