よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

公演まであと一週間

実は素人歌舞伎保存会の定期公演にちょっと加えていただくことになり、先月から練習に通っている。稽古は公演の一か月前から始まって一日おきにあり、最後の十日ほどは毎日ということで、おとといから連日の稽古となっている。

以前入っていた劇団は帰りが夜遅くなることなどから諦めたのだけれど、今回ユネスコの仲間から「こういうの好きでしょ、やってみない?」と誘われ、一度くらい経験するのも面白いかなと軽い気持ちで入れていただいた。稽古はやはり夜なので始めのうちは稽古の日は朝から少々気が重い感じだった。だいたいが出かけるのが苦手で、予定が入るのも結構重荷な性格なのだ。夜となるとなおさら。

ところがメンバーの方はみんな優しくて、20分余の道のりを歩いて通う私を案じてくださったり、会員として正式に入ったと思っているらしい声掛けなどしてくださるので、今回限りでは申し訳ないような気分になってきた。また今日は日曜で皆さん時間に余裕があったからか稽古入りが早いようで、次の座のかたたち(別の出し物の演者)がどんどんいらして、稽古場はこれまでより活気づいてなんかワクワクするいい雰囲気になっていた。

これこれ、私はこういう空気が好きなんだなと思った。あぶない、続けたくなってきている。演劇も非日常だが歌舞伎なんてもっと思いっきり非日常的で面白い。でも、今回は私が出していただく出し物が『伽羅(めいぼく)先代萩』で、子役さんがいるからと稽古はいつも一番先にしていただいている座なのだ。特に見ていきたければ別だけど自分の座の稽古が終わったら帰ってもいいのよと言ってくださるので、8時過ぎには帰ることができているが、今後はもっと遅くなることもあるだろう。

でも、続けるかどうかは後日ゆっくり考えるとして、今はとにかく一週間後の公演に集中しよう。初めてなのでせりふはほんの二言三言だけれど、お引きずりの着物やかつらをつけての立ち居振る舞いが心配だ。稽古も着物でしているがお引きずりではない。前日のリハーサルもかつらは付けないそうなのでぶっつけ本番?日本髪のかつらなんて40年も昔の結婚式以来だ。その時の経験だとかなり重かった記憶がある。それで座ってお辞儀などしたらひっくり返ってしまわないか、お引きずりの着物の裾を踏まないか・・・と心配でたまらない。年若いお殿様を政敵の悪巧みから守るために、乳母が我が子を殿の身代りに殺させるという悲劇なのに、私のせいで喜劇になったら大変だ。

神様、どうか公演が無事終了しますよう・・・。