よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

あっぱれな十代高梨沙羅さん

ニュースで沙羅さんのインタビュー映像を見るたび「なんてしっかりしていて謙虚なんだろう」と感じていました。今回ソチオリンピックの代表に決まって「夢がかなってとても嬉しいです」と答えているのを見て、私もとても嬉しく思いました。だって「とても嬉しい」です!このところ「とても」「たいへん」という副詞はすっかり「めっちゃ」「めちゃくちゃ」などに取って代わられてしまい、かなりいい年をした方でもテレビカメラの前で平気で使うようになってしまいました。

もちろん友達や仲間内で使うのは構いませんし、地域によっては当たり前の方言かもしれませんが、時と場合や相手によっては使うのを控えるべき言葉だと思います。テレビのバラエティー番組などでウケを狙うためか、大の大人でも若者が仲間内で使っている言葉をどんどん使うため、みんな聞き慣れて違和感を感じなくなっていきます。以前何かの理由で首都圏の鉄道が大幅に乱れた時、「会社、大丈夫ですか」と街頭インタビューを受けたサラリーマンが「ヤバイです」と答えていました。私が経営者ならこういう人を使いたくありません。

影響の大きさを考えると、女性の芸人さんなどが必要以上に男のような乱暴な言葉を使うのも感心しません。女性言葉を使うことが女性の差別や男尊女卑に繋がるとは思いません。あまりにベタベタ、なよなよとした女性言葉を使うこともありませんが、しいて男言葉、それも乱暴な男言葉(テメエとかジャネーヨとか男性でも誰でもが普通に使う言葉ではない)を使うことはありません。

働いていた頃、通勤の電車内で聞く女子高校生の会話の乱暴さにしばしば悲しくなりました。女の子同士の日常の会話です。ふざけているのでも特別ウケを狙っているのでもないようです。言葉や服装は自身の中身を表すものであり、同時に自分を作っていくものでもあります。同じ羽根の鳥は集まります。自分の言葉なり、服装なりの人間関係になっていきます。自分を大切にし、言葉を、身なりを、大切にして欲しいと思います。

たった16年生きてきただけの沙羅さんの、きちんとした言葉遣いや態度、発言内容の素晴らしさに、育った環境の立派さを思います。沙羅さんのソチでの活躍を心から応援したいと思います。