よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

平和教育出前授業

ユネスコの活動で市内の小学校へ出前授業に行きました。私は先月、市の公園でのフィールドワークには参加しましたが、学校への出前授業は初参加です。

市内では一番新しくできた小学校で、バブルの頃の建設だったので予算が潤沢にあり、豪華な設備の整ったとても恵まれた学校だとのことです。官庁の予算が単年度制のため、こうしたことが起こるのですよね。残しておければ、無理に使わなくても本当に必要な時に必要なことに使用できるのですが。

なるほど校庭も広々、図書室は座り込んだり寝そべったりして読めるスペースもあり、木質を生かしたくつろげる雰囲気になっていて、一般市民に開放されていたら来たいなあと思うほどでした。今日の出前授業の対象は6年生3クラスですが、廊下との仕切りがないオープン教室になっていて一クラスのスペースも広いですが、3つの教室の前が普通の廊下ではなく、教室と同じくらいの幅が取ってあって、ホールのようになっています。この贅沢な空間を学校側がどのように生かして使っているのか興味が湧きました。

ユネスコ、日本ユネスコ、当市のユネスコの説明のあと、太平洋戦争時の当地への空襲のDVDと市の公園に残る戦争遺跡(先月のフィールドワーク時の学校とは別の学校のため)をプロジェクターで見てもらいました。それから小学生で空襲を体験した方と中学生で体験した方2人の方の体験談があって、その後9つのグループに分かれて感想などを話し合い、グループごとに発表してもらいました。

今回参加してみて、戦争体験者がどんどん減っている今、企画自体は悪くないと思うのですが、運営には反省と改革が大いに必要だと感じました。まずスタートのユネスコの紹介の部分から予定時間をオーバーし、ひとり目の体験者の方は「あと3分」とか「おわり」のボードを示しても無視して?話を続けられました。しかもお年のせいもあるのか発声も滑舌も悪くまたマイクの使い方も適切でないため、児童たちの後ろに座っていた私はほとんど聞き取れませんでした。

そのような進行状況だったため、最後のワークショップの発表を3グループで切り上げてそれでも10分以上終了が遅れてしまいました。発表するつもりで心の準備をしていた児童には、悪いことをしたと思います。またおそらくずれ込んだ分給食の時間が短くなったでしょうから、その点も本当に申し訳ないことをしました。

協会の上層部の方にしろ、体験発表をしていただく方にしろ、在職中相当の立場にいた方々なのかもしれません。それで進行を担当する人も遠慮があるのかもしれませんが、「授業」の主役は子どもたちです。「出前授業」をするスタッフはいったん肩書きをはずしたただの人になって、その上で「出前授業」の進行係、挨拶係、体験談の話者・・・という役割を担うべきです。そして全員協力してできる限り子どもたちのために分かりやすく身になる授業を作る努力をするべきでしょう。体験談の話者は外部からお呼びするので気を使わなければなりませんが、趣旨をよくご理解いただいてしっかり時間厳守のお願いをしなければなりません。そのためにもメンバーが頭から予定を狂わせていては話になりません。

新参者がどこまで意見を言って良いものかも分からない段階ですが、まだ第二、第三の授業もありますし、今年が無理なら来年度(もし来年度も受け入れてくれる学校があれば)でも改善するよう声を上げなければと思っています。