よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

池上さんの教養講座

日経の「池上彰の教養講座 3.11という日本の第2の敗戦」という記事を読んだ。なんだか感動して今胸が苦しい。

アップされたときすぐ読みたいと思ったのだけれど、私は無料で読んでいるので月に10本しか記事が読めない。「経営者ブログ」のIIJ鈴木社長の文章も好きで殆ど毎回読むし、他に興味を惹かれる記事を見つけた時に読めないのも残念なので我慢していた。今月も残すところ数日となったので、もういいかなと読むことにしたのだ。

ごく普通の言葉で穏やかにご自分が東工大の教授職を引き受けるに至った経緯などを書いているだけなのに、なぜこう胸揺さぶるものがあるのだろう。「文は人なり」。まさに池上さんの存在、生き方、考え方に人の胸を打つものがあるのだろう。

池上さんのニュース解説が分かり易いと評判だが、おそらくただ単に平易な言葉に噛み砕いているというだけではそうした評価は得られなかったのではないか。どんな人にもきちんと理解して欲しい、そしてその人なりに物事をちゃんと考えて欲しいという池上さんの強い気持ちが、人々の注意を彼の話に惹きつけ心を捉えるからこそ、相手の心に届き理解されるのだと思う。

一人の人間のできることには限りがあるけれど、優れた人の存在はやはり素晴らしい。善人も悪人も、どんな人も母親から生まれ、周囲の影響を受けて育つ。このことの重さを考える。