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よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

家族と過ごすお盆

四季 暮らし

IT社会になっても「お盆」はまだまだ圧倒的に田舎に帰るイベントであり続けています。この時期になると毎年毎年ニュースで「帰省する人々の混雑のピークです」と伝えられるのですが、私はこのニュースを耳にするのが嫌いだった時期がありました。青森の婚家で暮らしていた頃、正月時期は着る物から足元まで雪国ではどうしても重装備で、全然状況の違う私の里へ帰るのは荷物も多くなるし何かと大変だからと、ほとんどお盆の時期に帰省するようにしていましたが、なにしろ昔気質で厳格で、とりわけ質素な家風の家でしたので、交通費だけでも大変物入りになる長距離の里帰りは毎年なんてとんでもない!という雰囲気でした。せいぜい二年に一度くらいしか帰省できません。だから自分が帰れない年はそうした帰省ラッシュのニュースを聞くと、羨ましくなるので嫌なのでした。

その頃からはるか時は流れて父はすでに何十年も前に他界し、母は施設でお世話になっている状態で、もう私にとって「帰省する」というイベントはなくなり、逆に自分自身が「実家」という存在になって、帰省してくる子どもたちを迎える立場になりました。狭くてむさくるしい住まいなうえに、まるでもてなしもうまくない私ですが、気持ちだけは子どもがいつでも安心して羽を安めに帰ってこられる場所でありたいと思っています。そして同時に嫁や孫にとっても居心地の良い場所でありたいと思っています。

あっという間の三日間でしたが、我が家も「帰省した家族と過ごすお盆休み」を味わっておりました。いっぱい食べて飲んでしゃべって、そして孫とトランプやゲームをして、炎天下、公園の池にザリガニ釣りにも行きました。家族が元気に再会して一緒に楽しい時を過ごし、次回を約して名残を惜しみつつ別れる、なんとありがたく幸せなことでしょう。



これからの何か月かお互い明るく元気にそして「足るを知る」の気持ちを大切に過ごし、またみんなで元気に再会の乾杯をしようね。