よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

ふくろ豆腐ってご存知ですか?

今年も青森の友人から夏の贈り物が届きました。豆腐、油揚げ、ところてん、懐かしい津軽漬け、それから今回新顔のいかせんべいなどなど。豆腐、油揚げ、ところてんは彼女のお店の商品です。友人はご主人と一緒に家業のお豆腐屋さんを継いでいるのです。道路を挟んだお向かいさんだったので、婚家にいたときはボウルを抱えて豆腐を買いに行きました。豆腐大好きの私はできたてのお豆腐を冷奴で食べられることがとてもぜいたくで嬉しかったです。

夫のユーターンに従って住むことになった弘前で一番初めにできた友人で、私が婚家を出た後もずっと温かい交流を続けてくれました。息子たちと共に私がこちらに戻って来てからは、20年間一度も欠かさず毎年夏と冬と懐かしい津軽の食品を送り続けてくれています。

その20年の中にはたったひとりの最愛の息子さんを病気で亡くしたり、彼女自身が乳がんの手術を受けたりと、とてもつらい大変なときもあったのですが、彼女からの荷物が途絶えることはありませんでした。私よりひとつ年下の彼女もすでに還暦を過ぎ、3歳年上のご主人ももちろんサラリーマンならそろそろ定年のお年、この前の電話では「跡継ぎもいないしもうぼつぼつ仕事を辞めてゆっくりしようかって主人と話してる」と言っていました。ご主人は家業だけでも忙しくて大変なのに、地元の商工会の役やらPTAの役やらいっぱい引き受けて、いつも本当によく働いていらっしゃいました。体力の残っているうちにふたりでのんびり遊んで欲しいなと私も思います。

ところでその届いた豆腐ですが、もちろん青森にも普通の四角い豆腐もありますが、あちらでは充填豆腐をチューブ状のビニール袋で作ります。スーパーなどに並ぶ大手の豆腐会社のものには四角い充填豆腐もありますが、でも大きなスーパーでもやっぱりふくろ豆腐も当たり前に並んでいます。これはかなり日持ちがします。冷奴で食べるなら新鮮な方がいいでしょうが、お味噌汁の具にするのなら半月くらいたってもへっちゃらです。

関東でも見かけなかったし愛知にもないし、どのあたりの文化かなと思い調べてみたら、意外なことに九州に同じようなものがあるようです。あとは大阪にもあるという書き込みも見かけましたが、あまり円筒形のお豆腐を食べているところはないようです。まんなか抜きで、北と南で似たものを食べているなんて、文化っておもしろいものですね。


切るとこうなります。