よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

東田っ子夢芝居 『ヘルプミー義賊!!』

無事本番終了しました。小学校1年生から6年生、小学校未満のチビちゃんから保護者の皆さん総勢約400人のお客様の温かい拍手をいただきました。回収したアンケートにも「また来年も見たい」とか「とてもおもしろかった」の文字があふれ、最後の一か月加わっただけの私ですが、子ども会の役員さんとの昼食会でアンケートを読みながらうるっとしてしまいました。

やはり生の舞台を見ることは子どもたちにとってとてもいい経験になると思います。今回のお芝居は若い団員が書いた脚本だったのですが、拝金主義のお医者さんが貧乏人を診てくれないため義賊の一味が薬を盗み出して人々を助けようとするストーリーです。ドタバタの末、親分と一の子分は医者に捕まってしまい、頼りない与太郎一人が残って絶体絶命となりますが、身近な人に何度も何度も「助けて!」って叫べば、そばにいる誰かが君のヒーローになってくれるよ、というコンセプトで、最後は医者に見捨てられてきた多くの人が(これを会場の大勢の子どもたちに見立てている)与太郎に加勢し、人というものを信じようとしない医者も改心して優しい気持ちを取り戻し、はやり病で苦しむ人たちも救われる、というものでした。

夜中泥棒たちが医院の中で薬を探していると、キレモノの家政婦さん(家政婦のミタさんのパロディ)が何度も見回りに来ます。ドリフターズのコントのように「あっち、あっち!」とか子どもたちから声が飛ぶかなと思っていましたが、すっかり義賊の泥棒たちに肩入れしている子どもたちは、自分たちまで見つからないように息を詰めるようにしてシンとして見入っていました。感想にも「家政婦さんが怖かった」というものが多くていかに子どもたちが感情移入していたかがよく分かりました。

途中参加の私にできることはあまりないので、本番の今日は会場整理係でしたが、1年生でも最初から最後までしっかり見てくれて、立って歩く子も全くなく私の出番は何もありませんでした。きっとこうしてドキドキしながら見た生のお芝居は、子どもたちの心の栄養になっていくと思います。我が家の子どもたちが小学生の頃、やはり学校で劇団のお芝居を見る機会があったのですが、始まったとたん立ち上がったりフラフラしたり、集中できない子が結構いました。語彙が貧弱だったり心が豊かに育っていないと、「作り事のお話」に入り込むのが難しいのだと感じました。そんなことを思い出し、今日の子どもたちは豊かに育っているなと思いました。この子ども会主催の夢芝居の企画は今年で16年目だそうで、こうしたことに長年取り組んでいらっしゃる地域の大人の方々の熱意や努力の賜物かもしれないと思ったことでした。


昼食会の後一旦解散で帰ってきましたが、母の顔を見に行って(本人は忘れているでしょうけれど、今日は母の96歳の誕生日です)7時から打ち上げなので、末席に連なるためまた出掛けます。