よんばば つれづれ

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首相も大企業も日本語力が・・・

某大手保険会社のCMで、「ご加入しやすい保険」と言っていました。先日書いたKDDIからの送付状と同じ間違いです。消費者側が立場は上、と思っているのが間違いなのかもしれませんね。大企業はエライ、だからレンタル品のモデムを返す時も、保険に加入する時も「へりくだれ!」という訳でしょうか。

数日前の北朝鮮のミサイルについてのニュースで安倍首相が「いつ発射するかどうか・・・」と言っていました。これもよくある間違いです。アナウンサーも言います。「いつ発射するか」か「発射するかどうか」か、どちらか一方に決めましょう。

NHKのニュース番組だけに限っても、日本語の間違いは枚挙に暇がないほどです。ドラマの台本も言葉のプロが書いているとは思えない状況になっています。ニュース中の街頭インタビューを見れば、日本語で自分の考えをきちんと伝えられない日本人だらけです。怒涛のような日本語の崩壊の波に、抗う気力も失せそうです。治納由気さんのサイトでは、倦むことなく日々テレビから発せられるおかしな日本語を指摘していて、その根気に頭が下がります。

先日会社の昼休みに見ていたテレビ番組でよくある言葉の間違いを取り上げていて、「とんでもございません」がなぜ間違いかというのを説明していました。メディアはいちおうこういう企画も放送しますし、新聞などが書いているのも見ますが、不思議なことに正しい情報はあまり拡散していきません。新聞といえば、今朝の日経のコラム『春秋』で「真逆」を使っていました。