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よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

炭坑節、マツケンサンバ

介護

今日は母がお世話になっている施設の盆踊り大会でした。夕方6時からということで出掛けると、紅白の布を巻いた櫓を組んで、提灯もつるされ、テントの下ではかき氷などの準備も始まっていました。

職員の方に車椅子を押され、赤い線描きの薔薇の花模様の浴衣を着せてもらった母がやってきました。怒ったり泣いたり初めはちょっと不機嫌でしたが、施設長や来賓の方の挨拶が済んで音楽が流れ太鼓が叩かれ始めると、手拍子を取ったり首を振ったり、だんだん楽しそうな様子になりました。私が「一緒に踊ろうか?」と誘っても「踊るなんて嫌だよ」と言っていたのに、職員の方が声を掛けて車椅子を押して踊りの輪の中に連れ出すと、踊りの振りまではしませんでしたが、手をたたきながら一緒に櫓の周りを回り、私の顔を認めると手を振る一幕もありました。

途中からだんだん居室に戻る方も増えてきましたが、母は最期まで盆踊りを楽しみ、ベッドに横になった時には「寝るのがもったいないみたい」という言葉さえ出ていました。景品の当たるビンゴゲームもあり、小さな子どももたくさん来ていたので、そうした姿を見るのも嬉しかったようです。

母にお休みを言って帰るとき、施設の前庭ではまだたくさんの職員の皆さんが後片付けをしていらっしゃいました。お疲れ様です、楽しませてくださってありがとうございました。明日行ってももう母は「盆踊りなんてあった?」と言うことでしょうが、昨日も明日もない「ずうっと昔と今」だけの世界に住む母であっても、少しでも楽しい「今」を過ごして欲しいと願います。