よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

人生は選択の連続

『コロンビア白熱教室』のシーナ・アイエンガー教授がとても魅力的です。インドからの移民の子として生まれ、生き方も結婚相手も親が決めるという厳格なシーク教の教義によって育てられ、目の病気のため高校生の頃失明という過酷な試練をくぐってこられた方です。

自由を重んじるアメリカの教育を受けるうちに、「自分で選ぶこと」こそアメリカの力なのだと気付き、「選択」を研究テーマになさったそうです。移民の子、シーク教徒、盲目と、どんどん選択の余地が狭まっていっても不思議ではない運命の中で、選択の重要さに気付き、自分で自分の道を切り開き、盲目ながらコロンビア大学ビジネススクールの教授にまでなられた方の話は、グイグイと惹きつける力があり、説得力があります。

スティーブ・ジョブズビル・ゲイツといった有名人とならんで大リーガー松井秀喜も例に挙げられたのは、日本人として嬉しい気分でした。でもこれは日本のテレビが取材に行っているので、それを意識したサービスでしょうか。それから山で何百キロもある大きな岩に手を挟まれたまま崖下に落ち、一旦は死を覚悟しながら、岩に挟まれている手首を切り落として生きる可能性を掴むという選択をした人、海でヨットが沈み、救命ボートで70余日漂流しながら望みを捨てず、生き抜く選択を捨てなかった人の例などが挙げられました。

「運命」「偶然」も人生には大きく影響するけれど、「選択」こそが力であり、自分を自分たらしめるものだと教授は言います。そして自分で選択できない、自由のない状態は人間はもちろん、動物にとっても大きなストレスになるのだそうです。猛烈な忙しさの責任の思い仕事をしている人たちより、自由裁量部分の少ない決まりきった仕事を与えられている人々の方が、病気になる比率は高いのだそうです。



「今日の選択が明日の自分を創る」
毎度毎度ぐうたらな休日を過ごしているよんばばには大変重い言葉です。母の年齢まで生きるとすればまだ30余年という長い未来があるのですから、日々の小さな選択も「楽さ」で選んでいてはいけないと思うのではありますが、これが凡人の凡人たるところですねぇ。。。


この子は選択の幅が狭められていることにストレスを感じているのだろうか?