よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

『縦横無尽の文章レッスン』

良い文章の書き方というより、著者村田喜代子先生の文章の味わい方についての本という感じです。例文に引いているのが、小学生の作文から童話、国内外の名作、インターネットの問いかけに応じた回答の文章・・・と多岐にわたり、しかも「そうか、こういうところに着目して読むのか」ととても分かりやすく、さすがに良い文章のお手本です。

こうして村田先生の名案内で、どれもこれもじっくり原作を読んでみたい気分満々になってこの本を読み終えることになります。良い本をこんな風に味わって読める力が付けば、良い文章を書くという目標の半ば過ぎまで到達できたと言えましょう。あとは書いて、また良い文章を読んで、また書いて・・・。


本を読みたい気分に、そしてちょっと文章なんぞ書いてみたい気分に、なってしまうこと請け合いの本です。私はまずルーマー・ゴッデンの『ねずみ女房』を読みたいと思います。