よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

もちろんバトラー船長

今週のお題「あこがれのヒーロー、ヒロイン」
『風とともに去りぬ』のバトラー船長です。もちろんクラーク・ゲーブル扮するところの、です。高校生の時に初めて読み、それから何回読んだことか・・・。映画は第二次大戦中の作品なので、当然高校生だった私の愛読書にも映画の代表的シーンの写真が使われていました。そのため完全にバトラー船長はゲーブルとイコールになってしまったのです。

ヒロインのスカーレットがパーティー会場を抜け出し、使われていない部屋で誰もいないと思いこんで、ちっとも自分の気持ちを分かってくれないアシュレイへの恨み言を言っている。すると物陰からそれをすっかり聞いてしまったバトラーがニヤニヤしながら現れる、という出会いのシーンから私は彼のとりこになってしまいました。それまで『赤毛のアン』などに夢中になっていた私には、バトラーはものすごく大人で、悪い人の匂いもプンプンさせて、今まで見たこともなかった男の魅力に溢れていました。ダンディで強くてお金もうなるほど持っていて男気もあって女の扱いもうまい・・・と、欠けているものはないと言うような男性です。ただ、もう一方のヒーローであるアシュレイの持つ繊細さや高貴さといったものは感じさせないタイプです。

スカーレットが困っているとどこからともなく現われ、あざやかに窮地から救います。夢見がちな年頃だった私は、自分にもバトラーのような人が現われてくれないかしら、そうしたら私はスカーレットのように意地を張りすぎたりしないんだ、なんて考えたりしたものでした。

まるで映画の中の存在そのもののように、ドラマチックにあまりにも早く逝ってしまったクラーク・ゲーブルとバトラー船長が一体になって、私の中で永遠の存在になっています。