よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

魔術はささやく、見ました

大好きな宮部さん原作ということで、期待と不安の入り混じった複雑な心境で見ました。・・・まあ、2時間ドラマではあんなものでしょう。東野さんの時よりはましでしたね。小説では主人公の守君(テレビでは準主役)が、わりあいと好感の持てる俳優さんだったので良しとしましょう。

でも少年の魅力を描かせたらやっぱり宮部さんです。そして、この小説は推理物とか謎解きとかではなく、守少年の心の成長の物語なので、ドラマはやはり全く別のものです。テレビだけ見て「なんだ宮部みゆきってこんなの書くんだ」と思われたらちょっと残念。

先々週の森村誠一さんの「破婚の条件」も単なるおばかな女の物語で、2時間損した!って感じでした。この作品は読んでいませんが、大分前(十数年前、ミステリばかり数百冊読みふけった時期があった)に「高層の死角」「人間の証明」などいくつか森村さんの作品を読みましたが、こんないい加減な話を書く人ではなかったと記憶しています。

火曜サスペンス劇場が始まった頃は2時間のサスペンスドラマがとても面白く感じたのですが、ドラマの質が落ちたのか、見る側がマンネリに飽きたのか分かりませんが、最近2時間のサスペンスドラマを見てよかったと思えたことはないように思います。1時間ものの「相棒」の引き締まったストーリーを見慣れてしまったせいもあるかもしれません。数週間前の東野さんにガッカリしたあと、もう2時間ドラマを見るのはよそうと思ったのに、つい、宮部さんの名前に惹かれて見てしまったけれど、やはりもうやめにすることにいたします。