よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

テレビの終焉?

先日どこのメーカーだったか忘れましたが、ファッションショー形式で新しい超薄型テレビの発表をしている映像を見ました。モデルさんが軽々と大型テレビを小脇に抱えて颯爽と歩いていました。ちょっと前には3Dテレビの宣伝を各社華々しく繰り広げていましたね。

世の中には新しいものが出るととにかく買いたい!という人もいるでしょうが、テレビ業界が今の状況では3Dも超薄型もすごい売れ行きになって経済を牽引・・・などという訳にはいかないでしょう。この数日は島田紳助さんの事件でてんやわんやのようですが、そもそもテレビ業界は大分前から腐り始めていたのではないかと思います(島田さんがどうこうというのではなく)。1つ当たれば当分同じようなドラマの繰り返し(しかも脚本はめちゃめちゃ)。タレントのお遊びや内輪話のようなバラエティー番組。キャスター、アナウンサーの間違いだらけの日本語(話し言葉にとどまらず近頃はテロップの書き言葉まで)。見ていると気分が悪くなってしまいます。せめてニュースならと思っても、型にはまった思い込みの権力批判、安っぽい正義の味方面、そのくせ自分たちに都合の悪いニュースは存在しないかのような扱い。スポーツなら本物の感動が・・・と思えど、相撲の八百長問題に象徴されるように、スポーツとお金は今や切っても切れない仲となり、プロもアマも純粋に力や技を競う世界ではなくなってしまいました。

コンテンツに魅力がなければ、いくらテレビが高性能になっても売るのは難しいでしょう。決してテレビという媒体が不要になった訳ではないし、この6月に終了したTBSのドラマ「JIN」のネット上の感想などを読めば、いかに多くの人々が良心的なドラマを待っていたかが痛いほど分かります。

長い間テレビ局は憧れの就職先で、いい大学を出た優秀な人がいっぱい入社したはずです。なぜこんな状況になってしまったのでしょう。視聴率とかいう訳の分からない怪物に踊らされているからでしょうか。さしものテレビ界もいまや不況で番組制作も予算がなくて大変なようですが、もっともっととことん落ちて、もう一度初心に帰って自分たちは本当に何がしたいのか、じっくり考え直して出直しても遅くはないのでは?24時間365日垂れ流していなくてもいいと思いますけれど。