よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

しあわせカメさんの日

6のつく日の今日は私がいつも買い物するスーパーの「しあわせカメさんの日」でした。どういう日かって言うと、500円の会費を払うと1万円分の商品券の綴られた手帳がもらえ、6のつく日に500円以上の買い物をすると買った金額の1割をこの商品券で払っていいという日なのです。つまり簡単に言えばこの日は約1割引で買い物ができるというわけです。ただし、会員になれるのは満60歳以上の人です。

ずっと前からお店の壁に貼られたこのサービスのポスターが気になっていた私は、晴れて会員になる資格を得たので早速手帳を購入し、恩恵に浴しているというわけです。でも、このサービスはスーパーマーケット独自の企画ではありませんでした。手帳には「財団法人全国老人福祉助成会」と印刷されています。うわっ、老人福祉のお世話になっちゃった。いえ、それ以上にこの団体、いかにも厚労省あたりの天下りさんがいっぱい居そうな臭いがぷんぷんします。「ワーイ1割引ィ!」なんて喜んでいられない、その陰で税金が使われていそうですよね。喜んで会員になったものの、使うたびちょっと後ろめたい思いをしています。

私はまるっきりリッチなシニアではありませんが、食べるのに事欠くほど困ってもいません。今のところ働く場があり、働けるだけの健康もあります。それでも年齢でこれからさまざまな特典が利用できるようになるでしょう。もういい加減こうした「年寄り=困っている可哀相な人」という思い込みはやめたほうがいいと思います。来月の敬老の日にはまた、全国の自治体が老人のために相当なお金を使います。かつて特養で働いていた時、現場では対象となる入所者に時計やら座布団やらが毎年毎年じゃんじゃん来るので困っていました。(お金で来るのならありがたいのですが)時計はお年寄りが読めないような凝った文字盤のものだったり、お祝いのお菓子がモチで、現場では食べてもらうのに非常に緊張を要することになったりという、いかにもお役所的な配慮のなさに、それでなくても忙しい職員はかえって苦しめられていました。

70歳とか80歳とか言っても十人十色、千差万別。若い人に負けないほどの体力を維持している人もいるし、死ぬまでに使い切れないほどの資産を持っている人もいます。振り込め詐欺や金融詐欺のニュースを目にするたび、今頃のお年寄りってみんなすごくお金持ってるんだなあと感心します。働けるうちは適度に働いて生きていくので、困った時には国や自治体が力を貸してください。困っていない年寄りは助けなくてもいいから、本当に困っている若い人や子どもの教育のために十分予算を使ってほしいと思います。


参考までに、私の知っている60歳からの特典
   映画が曜日やレイトショーとかに関係なく1000円で見られる
   JRには「ジパングクラブ」という電車賃が3割引になるサービスがある
これらは天下りとは関係なさそうなので、気楽に大いに利用して経済の活性化にも寄与したらいいんじゃないでしょうか。