よんばば つれづれ

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マッサージチェアの修理

購入して12年ほどになるマッサージチェアが動かなくなってしまった。当時まだまだ当分働き続けなければならないと思っていたので、自分を励ます意味と、ちょうど母が同居していた時でもあったので母も使えるしと思い、大奮発をして買った。

 

その頃ちまたではマッサージの店が流行り出してどんどん新規開店していたので、会社から駅までの道にも何軒もマッサージ屋さんがあった。人の手で思うように揉んでもらったら、さぞ気持ちが良いことだろうとは思うけれど、私は人に自分の体や手や足を預けることが苦手なのだ。その点相手が機械なら気楽だ。

 

最近はコンパクトなマッサージチェアも出てきているが、当時のものはかなり大きくて、電器屋さんが玄関ドアの内側の新聞の入る部分を取り外して、やっとギリギリ搬入できた。今になると、不要になった時にはどうするのだろうと心配になる。またお金がかかることだろう。

 

でも、使ってみると、それはそれは極楽だ。このお陰で、疲れをためないうちにもみほぐすので、この十余年ひどい腰痛を起こさずに過ごすことができた。腰痛とは長年の付き合いで前触れが分かるので、怪しいと思うとすぐマッサージチェアにかかる。するとスッキリ症状が解消してしまう。

 

仕事を辞めてから、そのマッサージチェアにかかる回数もめっきり減ったが、先日久しぶりに使用したところ、「マッサージを始めます・・・」と音声ガイダンスは始まるのだが、しばらくするとガガガガッとすごい音がしてプツンと電源が切れてしまう。何度やっても同じで、いよいよ故障か、直すにもかなりかかるかもしれないと暗い気持ちになった。

 

出入りの電器屋さん(購入した電器店は廃業してしまった)に電話すると、マッサージチェアは医療機器になるので電器屋では修理ができないと言う。メーカーから直接連絡が行きます、ということで、昨日電話があり、今日サービスマンが来てくれた。修理できても数万円、下手をすると部品がありませんなんていうことになるかと案じたが、2万円弱だというので直してもらった。修理代が高ければ、もう少しコンパクトな新しいものに買い替えるのもいいかなとも考えていたけれど、思いのほか安く上がって助かった。

 

それにしてもハイテク時代で、修理確認のサインはタブレットの画面に指で書いてくださいと言われた。画面に線が現れるのに時間差があるため書きにくいこと。幼児のいたずら書きのようなサインになってしまった。納品書はそのタブレットを操作すると、別の小さな機械からプリントされてシュルシュルと出てくる。お年を召した方のなかには、タブレットの画面に名前を書くなんて面くらう方もありそうだ。

 

 

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無事に動くようになったマッサージチェア。ピンボケ・・・。