読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

よんばば つれづれ

民主主義を機能させる、自立した「ひとり」でありたい

不思議な読書空間『焼野まで』村田喜代子著

朝日新聞の連載小説『人を見たら蛙になれ』で知ってから、何冊かこの著者の作品を読んだ。今まで、はずれはない。前回読んだのは『屋根屋』だったと思うが、これが夢と恋のファンタジックな話だったのに対して、今回の『焼野まで』は全編に死が漂っている話…

昨日は例の19日でした

9.19を忘れない諦めないの集会&パレードの19日。スタンディングの言いだしっぺが、またまた新しいことを考えた。従来型の集会やデモでは外の人にはまるで伝わらないから、もっと外にいる人にアピールする行動をしよう、という提案だ。いくら言っても従来型…

映画『ザ・トゥルー・コスト』を見て考えるファストファッションの真の代償

先週、友人に誘われて、先日『日本の青空』を見に行った田原市のMEGURIYAさんにまた映画を見に出かけた。今回は『ザ・トゥルー・コスト』という服飾業界の裏側を追ったドキュメンタリーだ。 映画は美しいモデルたちが、ファッションショーでランウェイを颯爽…

『象は忘れない』柳広司著

東京電力福島第一原子力発電所が制御不能となった「あの日」以来、著者が目にした様々な形のテキストをもとに書かれた作品だ。巻末に掲載されている、日本語で書かれた主な参考資料・文献は65に及ぶ。 内容は、能の演目からとったタイトルを付けた5つの短篇…

世代間の違いの個人的考察

私は昭和26年の生まれ、敗戦から6年たっていくぶん世の中が落ち着きを取り戻し始めた頃だろうか。それでも物心ついたころ、まだ周囲には「バラック」と呼ばれるような家も残っていて、小さな隣組の中でさえ、お金持ちと貧乏人の差は子どもの目にもはっきり…

慌ただしいこの一か月半を過ごして思うこと

いま改めて手帳の1月のページを見ると、5日の正月明け以後、何も予定の入っていない日は2日しかなかった。 野党共闘を進める新しい市民団体の発足集会の準備と開催に追われるうえに、スタンディングの新年会の幹事が重なり、加えて民生委員の会議や新任研…

久しぶりの「おしどりマコ&ケン」さんネタ

吉本興業のお笑いコンビ「おしどり」に密着したドキュメンタリー番組「NNNドキュメント’17 お笑い芸人VS原発事故 マコ&ケンの原発取材2000日」が、先日5日の深夜に放送された。この情報を得たのが放送日よりだいぶ前だったので、一週間前になったら録画予…

マッチョな人、マッチョな国は、「いちばん!」が好き?映画『スノーデン』を見た

先週、金曜スタンディングのあとミーティングがあり、その時にメンバーの一人が映画『スノーデン』がとても面白かったと話していた。『沈黙』を見たいと思っているという人が何人かいて、私もそう思いながら、3時間はちょっと長いなあ・・・と躊躇している。 …

フェルディナンド・フォン・シーラッハの『テロ』を読んで考える

昨年7月出版の作品。刑事事件の弁護士として活躍するかたわら、『犯罪』『罪悪』『禁忌』などの小説を発表してきた著者の初の戯曲作品だ。 刊行直後から本国ドイツでは本書をめぐって大激論が巻き起こり、ドイツ語圏の30か所以上の劇場で上演され、日本でも…

憲法の誕生を描いた『日本の青空』上映会に参加

友人の車に同乗させてもらって、田原市のマクロビオティックの料理教室などをなさっているMEGURIYAさんでの『日本の青空』上映会に参加した。 出版社の派遣社員である沙也可(田丸麻紀)は、憲法制定60周年の特集に企画を提案するよう上司に言われ、ここで頑…

1月の住み開き「よんばばんち」を開催しました

1月の最終日曜日、今月の「よんばばんち」が終了した。映画『日本の青空』上映会や、「スロータウン映画祭」(1月8日の樹木希林さんの『あん』のエントリで紹介したもの)と重なったことも影響してか、今回は私を含めて4人での「よんばばんち」となり、…

昔の遊びを楽しむ授業のお手伝い

地域の小学校の一年生2クラスの「昔の遊びを楽しむ会」という授業に、校区の老人会のメンバーとして参加した。私たちの町内は「おはじき」の担当にあたっていたので、この前の例会の時に2人の方にお願いしておき、今日は朝10時過ぎに待ち合せて女性3人で…

新しい市民運動の発足集会が終了した【写真を追加】

やれやれ、愛知15区の新しい市民グループの発足集会が終了した。目標には少し足りなかったが、80人ほどの参加者があった。 昨年の暮れに呼びかけがあって、いろいろな団体からメンバーが集まり、設立を目指して準備を進めてきた。呼びかけからちょうど一か月…

佐和隆光著『経済学のすすめ』は怒りと祈りの書

hatehei666さんが紹介していらした『経済学のすすめ』を読んだ。この本の内容をひと言でいえば、「人文社会系の知を排斥する国家は、おのずから全体主義国家に成り果てる」ということではないだろうかと思う。 2004年度に国立大学が法人化されてから、「中期…

もうすでに「うす茶色の朝」になっていて、今更ですが『茶色の朝』フランク・パヴロフ著

先日我が家にスタンディングのメンバー何人かが集まって、駅前で立つ以外のそれぞれの活動や今後について話し合った。その時に仲間の一人が持って来てくれたのがこの本だった。もう10年以上前に出版されたものだが、私は浅学寡聞にして知らなかった。 陽の光…

せっかくなのに日本であまり知られていないなら、知らせちゃおう・・・

スタンディングのフェイスブックのサイトで、メンバーの一人が紹介していて知ったこのアニメーション。 buzz-plus.com 内容や作品をどう評価するかは見た人に任せるとして、少なくとも「日本すごい!」というようなモノ、コトを紹介するのが大好きなマスコミ…

マネキンフラッシュモブ(まがい)とランブータン

今日のスタンディング、何人かでマネキンフラッシュモブに挑戦した。打合せ不足でちょっと静止のタイミングが分からず動いてしまった人がいたが、先ほどフェイスブックにアップされた動画を見たら、途中からはなんとかそれらしくなっていた。きっと、次はも…

怒りも新た『アポロンの嘲笑』中山七里著

年末から読み始め、元日に読了した。 〈東日本大震災後の混乱の中で起きた一件の殺人事件。被疑者の邦彦、被害者の純一はともに原発作業員、同僚で親友です。移送中に逃走した邦彦は、命がけである場所を目指します。逃げる者、追う者。極限状態に置かれた人…

2017年はこれで幕開け

皆さま、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 さて、2017年はやっぱりこれでスタートいたしました。 一番手前の方は、今年の干支の鶏の着ぐるみで鍵盤ハーモニカを演奏しています。一番遠い蒲郡市からの参加なのに、一番乗…

ゴミ拾いと今年最後のスタンディング

この2、3か月ほど、地域の小学校の「見守り隊」の会議の時に我が団地内の公園が、中学生の芳しからぬたまり場になっているように言われる。問題の中学生は、必ずしも団地の住人ではない場合もあるのだけれど。 会議の出席者の一人から、「いつも話題になる…

5か月目の「住み開き『よんばばんち』」は最多参加者で今年の締めくくり

12月の最終日曜日で、当然のことながら2016年の最終日曜日。住み開きは暑いさ中の8月の最後の日曜日から始めたので、今回が5回目だ。いろいろイベントと重なったようなので参加者が少ないかと危ぶんだが、忙しくハシゴする予定まで立てて来てくれた人たち…

豊橋スタンディングの今日のクリスマス集会

珍しく本日2件目。 ちょっぴり雨が・・・と言うより、北の方で降っているのであろう雪が飛ばされてきて雨になったようなのがポツポツときたが、なんとか天気は持ちこたえた。 教会の牧師さんのギターと歌、「歌の学校」というグループの手話の振り付きの合唱、…

今年を締めくくる「集会&パレード」とクリスマス

昨日は19日、今年最後の「9.19を忘れない諦めない集会&パレード」の日だった。 背景になっているイルミネーション。都会に比べれば地味なものだけれど、これでも今年は今までに比べるとずいぶん頑張っている。 去年6月、駅前でのスタンディングをたった一…

今年もいたします、ハンドベル!

スタンディンググループの今年のクリスマスイベントは23日。ギターや鍵盤ハーモニカなどの楽器演奏や歌の集会のあと、また去年のようにサンタやトナカイなどのクリスマスにちなんだ格好でプラカードを持って電車に乗ったり、街なかを散歩しながらビラ配りを…

現状を揶揄してる?『夜の国のクーパー』伊坂幸太郎著

物語の視点は移り変わるが、主人公は灰色の猫トムだろうか。そしてなぜかそのトムと言葉が交わせてしまったばかりに、妻に浮気された失意を釣りで紛らわそうとして、遭難してしまった不運な公務員の男が巻き込まれる冒険譚。 この作品が書かれたのは2012年だ…

住み開き第4回目と防災訓練でHUGをするの巻

日曜日だというのに、午前9時半からの校区の防災訓練に参加しなければならず、朝のノンビリブログ訪問もできず、隣の小学校の体育館へ。案内に「暖房がありませんので服装にご留意ください」とあったので、しっかり着込んで。予定では2時間の長丁場だ。 防…

シール投票「駆けつけ警護って知ってますか?」と「大丈夫です」という不思議な拒絶

何だか随分久しぶりに、ちゃんとプラカードを持って金曜日のスタンディングに参加した。プラカードとは言っても、以前とはちょっと違う形式のもの。A3サイズのスケッチブックを見開きにして、上のページに「権力者が得するのが戦争」、下のページに「庶民…

文化と芸術と秋を味わう一日

古文書講座の日の今日は、朝9時に家を出た。NHK文化センターで、享保年間の田や畑の検見に関する文書を読んで、1時間半の講義は終了。 そのあと、隣の豊橋公園内の美術博物館に併設されたレストランでお昼を食べ、開催中の「NIHON画―新たな地平を求め…

入院中の子供を癒やすファシリティドッグ

今朝のニュースのコーナーで、「ファシリティドッグ」を紹介していた。はて、聞いたことのない言葉だけれど・・・と画面に注目すると、病院に常駐して、入院中の人々を癒やす犬のことだそうだ。セラピードッグと違うところは、依頼のあるあちこちの施設を訪問す…

『分断社会・日本―なぜ私たちは引き裂かれるのか』

先日のNHKスペシャル「マネーワールド 資本主義の未来」にも出演していらした井手英策氏が、松沢裕作氏と出された 『分断社会・日本―なぜ私たちは引き裂かれるのか』を読んだ。この本を知ったのはSPYBOYさんのブログだったのだけれど、いつも利用する市民…

久々のファミリーサポート、未満児クラス

先週ファミリーサポートセンターから電話があり、急だけれども・・・と久しぶりの託児スタッフの依頼があった。それというのも、前回依頼があった時、あいにく私の腰の調子が少々悪く、赤ちゃんを抱っこしたりはできそうもなかったのでお断りしたのだ。 センタ…

「住み開き よんばばんち」第3回終了

10月の最終日曜日。「よんばばんち」を開いた。2、3人は来てくれるかなと思っていたら、5人も来てくれた。男性1人、女性が私を入れて5人だった。「天皇陛下と同い年」と仰る大先輩(自転車でいらっしゃる)がお一人、あとは全員60代、と思う。 今回は「300円…

市民大学とハロウィンパレードの土曜日【写真を追加】

帰宅して、締めのお茶漬けを食べた。おいしかった。いい気分だった。家族以外の人と外でお酒を飲んだのはいつ以来だろう。少なくとも、何年ぶり、という単位だ。初めはお酒など飲む気はなく、抹茶クリームあんみつを頼んだのだけれど・・・。 今日も市民大学は…

ネットとリアル、うまく使って「人の繋がり」を武器に

昨日の朝、いつものスタンディングの時刻に駅前でボブ・ディランの『風に吹かれて』を歌う企画があるという連絡が入った。このところすっかりスタンディングはご無沙汰で、昨日も朝の時点では「頑張ってください」とひとごとのような返信をしておいた。 活動…

駅伝はキムタクだった?

土曜日。愛知大学連携講座市民大学の第二回目の日だった。今日のテーマは「古代の三河国と東海道」ということで、律令国家の成り立ちと当時のこの地方の様子などについて教えていただいた。面白くて1時間半では物足りないくらいだった。 701年に律ができ、7…

みんな違って、みんな、いい

少し前に読んだハフィントンポストの記事がとても良かった。 www.huffingtonpost.jp 私も「家族」とは血の繋がりではなく、共に過ごす時間や何気ない言葉や思いやりの積み重ねで出来上がるものとずっと思ってきた。まして、姓が違えばバラバラになるというよ…

これが新時代の情報戦、『情報参謀』を読んだ

この間SPYBOYさんが薦めていらした、小口日出彦氏の本『情報参謀』を読んだ。 d.hatena.ne.jp 小口氏のチームは、テレビ、インターネットのメタデータを集計分析し、政党や政治に対する国民の意識から社会の関心など、政治家に必要な情報を忙しい議員諸氏の…

現代と変わらぬ紫式部の嘆き『散華』杉本苑子著

杉本苑子著の『散華ー紫式部の生涯ー』上下2巻、900ページ弱を読み終えた。毎週コグニサイズ教室で利用している市民館の図書室でこの本を見つけた時、とても興味が湧いたのだけれど、読み進むのに少し骨が折れるかと敬遠していた。ところが、このところ軽い…

あの日から1年

国会の中と外とが熱く繋がりながら、数を恃む与党の力で押し切られ安保関連法が国会で成立してしまったあの9月19日から1年がたった。 今日は安保関連法に反対するママの会が全国で展開する行動の一環として、豊橋でも市の子ども関連施設「ココニコ」の前で…

オーストラリアの話と久々のスタンディング

久々に複数の予定の入っている日を過ごした。 午前中は国際協力コスモス会。8月が夏休みで、そのうえ先週はうっかり休んでしまったため久しぶりの参加。今日はカントリープレゼンテーションで、市役所の国際交流員として活躍しているアーサー・レクティさん…

武器ではなく命の水を!

去年ちょうど私の住む豊橋で中村哲医師の講演会があり、直接お話を伺うことができた。 そのときのことをご紹介した拙ブログ: yonnbaba.hatenablog.com 先週その中村医師のアフガニスタンでの活動を紹介する番組があり、録画していたのを今日見た。昨日がア…

「よさこい」に魅せられたフィンランドの学生

昨日の昼間テレビを付けたら、『Youは何しに日本へ』とかいう番組(たぶん再放送)をやっていた。そのまま見ていると画面にはフィンランドから来たという若い女性が登場し、東北大学に短期留学ということらしいのだけれど、日本には何度も来ているそうで、日…

「住み開き」企画第一回開催

以前「住み開き」という新しい企画のことを書いた。 yonnbaba.hatenablog.com この少しあとで、私なりの企画を立てフェイスブックで告知した。スタンディングでもママの会でも、なかなか若い世代が参加してくれないので、子育て中のママさんたちに関心を持っ…

民意を尊重すると言いながら・・・

いまや数少ない骨のある報道番組TBS『報道特集』。今日は沖縄高江と広島原爆記念日を取り上げていた。高江の様子を多くの本土の人が見てくれているといいのだけれど、すでに関心を持っている人ばかりが見て、何も知らない人は、そもそもこういう報道番組…

小池さん、緑はおイヤだったのね

選挙期間中、「およそ緑が似合わない」と評されていた小池さん、ご本人もよく分かっていらしてきっと内心はさぞ不本意だったことだろう。当選会見では早速オフホワイトのスーツをお召しだった。選挙期間中のストーリーからいけば、ここは当然、緑を身に付け…

やっぱりどうしても触れなきゃね、「ねぷた」!と作戦の重要さ

津軽に15年暮らしたものとして、やっぱりこの時期はどうしても触れなければ・・・。 昨日から弘前ねぷた開幕です!(今日からは青森ねぶたも) 弘前ねぷたのポスター 以前にも書きましたが、青森は「ねぶた」(BU)で、弘前は「ねぷた」(PU)です。 よその人た…

人生七十古来稀なり

超高齢化社会の到来で、今どき七十といっても、自分が年寄りだとすら思っていない方も珍しくないのかも知れない。古稀などと言いながら、いまや70歳などザクザクいる時代だ。 けれども、近頃私はしきりとこの言葉を意識する。生物としての「ヒト」としては、…

人生が楽しくなる!『住み開き』アサダワタル著

自宅の一部を、カフェやギャラリー、イベントスペースなどとして地域に開く提案と、各地の実践例を紹介した本。著者は1979年生まれの「日常編集家」という不思議な肩書の若者だ。 駅前のスタンディングや集会&パレードなどの今までの活動に限界を感じて、次…

沖縄、高江で起きていること

「政府の沖縄いじめ、許さない!」とヘッダーに掲げながら、何ができているかと自問すれば、恥ずかしさに消え入りたい気持ちになる。参院選後たちまち始まった信じられないような暴力的な光景に、安倍首相が好んで使う「日本国民の命と安全を守る」という言…

トドの赤ちゃんあわれ

”母逃げ放置の子死ぬ スマホで撮ろうと近寄る人におびえ 北海道・八雲町の海岸” mainichi.jp こういうニュースを目にしてしまうと、なんとも胸が痛い。トドのお母さんを怯えさせてしまった人たちも、いじめようと思った訳でも悪意があった訳でもないだろうけ…